第18回JFPSフライボールトーナメント@千葉ポートパーク 結果

 

第18回JFPSフライボールトーナメントは2008年1月13日に 千葉県千葉市 千葉ポートパークにて開催されました。寒波が来て本当に寒い一日でしたが、リング外からも熱い応援が飛ぶ接戦が繰り広げられました。

参加チームと結果は以下の通りです。

ディビジョン 順位 チーム名 クラブ名 勝ち数 ベストタイム シードタイム
ディビジョン1

(B/Oなし)

優勝 チームYJC チームYJC 6レース 18.79 18.50
2位 Swimmers Lab. Swimmers Lab. 4レース 18.99 19.75
3位 STRIKE WYVERNS STRIKE WYVERNS 1レース 19.29 19.50
4位 いけいけボンバーズ いけいけボンバーズ 1レース 20.51 20.00
ディビジョン2

(B/O 20.50)

1位 チーム・スプラッシー チーム・スプラッシー 6レース 20.61 22.00
2位 SSDC SSDC 2レース 21.61 22.00
3位 ROCKETS Free Way 2レース 21.23 21.50
4位 チームSky−Airs チームYJC B/O 20.50 21.50
ディビジョン3

(B/O 21.50)

1位 SUCCESS Free Way 15ヒート 21.59 22.50
2位 Crazy Hot Dogs Crazy Hot Dogs 14ヒート 21.61 23.00
3位 Sputnik 2 チーム・スプラッシー 1ヒート 24.50 24.00
ノービス

(順不同)

舞 Wan Chan CLUB BAルンPA  
ぴよぴよパンパース いけいけボンバーズ  
FREE WAY Free Way  
チーム・スプラッシー チーム・スプラッシー  
STRIKE WYVERNS-B STRIKE WYVERNS  

ディビジョン1・2は4チームによるダブルラウンドロビン(3/5)、ディビジョン3は 3チームによるダブルラウンドロビン(5/5)を行いました。ディビジョン1・2は勝ちレース数、ディビジョン3は勝ちヒート数により順位を決定しました。

ディビジョン1では王者チームYJCが全レースを征し、完全優勝を達成。後続の追求に対して焦りを見せる(振り?)など、会場を盛り上げるゆとりさえも感じさせる場面がありました。

ディビジョン2では地元クラブのチーム・スプラッシーが相手のミスを冷静に観察し、局面に応じた俊敏なメンバー構成を展開し、プレッシャーに押しつぶされる事なく、初めてのディビジョン1位を獲得しました。クラブ発足当時は完走さえままならない時もありましたが、「全員フライボール」のクラブ運営は着実に成果をあげ、今回のリボン獲得となりました。

今回Sky-AirsはB/O(ブレイクアウト)を3回以上してしまったためレース順位からははずされてしまいました(*注)。若い犬達が多いチームでは犬がレースの雰囲気に慣れてくることによってどんどん速く走るようになりますので、こういったことは起こりうる問題です。今後Sky-Airsが第1ディビジョンで走るようになるのか、チーム編成を考えるのかはクラブとしてのチームYJCの課題になってきます。

ディビジョン3ではクラブFree WayのSUCCESSで出場したトントンが日本では初めての10000点(FMX : Flyball Master Excellent)を獲得、後に続く犬達の道を作ってくれました。チームYJCと同様にJFPSの記録の中にその名前は永遠に刻まれます。トントンは2003年9月からの出場ですから、4年半に及ぶ飼い主、森田さんとの楽しかった時間の証でもあります。今日まで皆さんをリードして頂き有難うございました。更なる記録の更新に期待いたします。

北米の競技会にはないノービスクラスは各クラブの明日を担う犬達の養成の場として着実に機能しているようです。YJCを、そしてトントンの記録を追う犬達がきっと生まれてくるでしょう。普段、練習中にはできる事がレースの雰囲気の中ではできなくなる事はよくある事です。フラストレーションに負けずに1回1回のヒートに課題を設けて雰囲気に慣れていくようにすれば、今回できなかった事は次回ではきっとできるようになると思います。

 

(*注)B/O(ブレイクアウト)ルールとは・・・・

あるチームがその参加ディビジョンで定められたB/Oタイムを下回るタイムで走行した場合、そのヒートは負けを宣告され、JFPSポイントも与えられません。一つのトーナメントで3回B/Oするとそのトーナメントでは順位外となり、ディビジョン最下位となります。B/OしなかったヒートのJFPSポイントは与えられます。

B/Oタイムはそのディビジョンの中で一番速いチームのシードタイムから1秒引いたタイムに設定されます。各チームのシードタイムとはトーナメントの参加申し込みの際に自分のチームが何秒位で走行できるか自己申告してもらうタイムです。これによってディビジョンを分けてトーナメントを行います。このB/Oのルールはチームが適正なディビジョンでレースを行うために設けられています。

 

 

初のリボンを手に    チーム・スプラッシー

 

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