第26回JFPSフライボールトーナメント@朝霧アリーナ 結果
前回この朝霧アリーナでトーナメントを開催した日は、前日からの雨でグラウンドコンディションも悪く、大変なトーナメントになりました。今回は設営を行っていた早朝こそ、パラパラと雨粒が落ちてきたものの、レースを開始してからは曇ったり、晴れたりの一日になりました。スッキリと晴れていれば、迫力ある富士山を間近に見る事ができるのですが、富士山は一日顔を出してはくれませんでした。これは次回開催の時の楽しみに取っておきましょう。
今回はレギュラークラス9チーム・ベテランクラス1チーム・ノービスクラス3チームのエントリーがあり、レギュラークラスはそのシードタイムによって3つのディビジョンに分けてレースを行いました。
参加チームと結果は以下の通りです。
クラブ名 | チーム名 | シードタイム | 勝ちヒート数 | ベストタイム | ||
Div.1 | 優勝 | STRIKE WYVERNS | STRIKE WYVERNS | 19”50 | 18 | 20.13 |
2位 | チームYJC | チームYJC | 19”00 | 17 | 19.34 | |
3位 | FREE WAY | ROCKETS | 20”50 | 12 | 19.63 | |
4位 | チームYJC | Sky-Airs | 20”50 | 11 | 20.49 | |
Div.2 B/O 22”00 |
1位 | チーム・スプラッシー | チーム・スプラッシー | 23”00 | 12 | 22.21 |
2位 | CHD | CHD | 24”00 | 9 | 22.36 | |
3位 | SSDC | SSDC | 23”00 | 5 | 22.52 | |
Div.3 25”00 |
1位 | チーム・スプラッシー | Sputnik2 | 26”00 | 15 | 26.44 |
2位 | TUNAMI | TUNAMI | 29”00 | 9 | 26.79 | |
ベテラン | FREE WAY+群馬暴暴団 | チーム姉御 お姉さんとお呼び! | 20.90 | |||
ノービス | SSDC | |||||
Crazy Hot Dogs | ||||||
チーム・スプラッシー |
<レギュラークラス>
第1ディビジョンと第2ディビジョンは合同でシングルラウンドロビン(4/4)を行い勝ちヒート数によって各ディビジョンの順位を決定しました。 第3ディビジョンは2チームのガチンコ対決で行ないました。
第1ディビジョンでは新星を引き連れ出場したフリーウェイのロケッツが、その初戦のYJC戦を2対2の五分で分ける接戦を展開して会場の注目を一挙にあつめた。クラブのベストタイムも更新。シードタイムを20.50で提出していた自分達でも予想外の展開だったようだ。しかし、その後は他のチームにもしっかりマークされのびのびと実力を出し切らせてもらえず、苦しんだ展開となった。今後を大いに期待したい。自分達より速いタイムを持つ対ロケッツ戦を3対1でかわしたSTRIKE WYVERNSは最終戦を勝ちヒート数16で対YJC(勝ちヒート数15)を1ヒート差で迎える。その第1ヒートを20.28対20.73で物にしたYJCは勝ちヒート数16で並ぶ。このまま実力の差を見せ付けるかと思われたが、第2ヒートでまさかのファンブル。後がなくなったYJCは第3ヒートではホットをして自滅した形となり、2008年3度目の優勝をSTRIKE WYVERNSに進呈した。チームスポーツならどれでも感じられる事だと思うが、ホームラン王や首位打者がいるからといってチームが勝つとは限らない。フライボールの場合では自分の犬を信じる気持ち、チームメイトの犬を信じる気持ちに迷いがあれば、犬を放すタイミングに迷いが生じる。その前後の人はチームの失敗を取り返そうとして平常心を失う。STRIKE WYVERNSにとっては再度チームの結束を確かめられた1日となったのではないか。
第2ディビジョンはブレイクアウトタイムが22秒に設定されていたため 、第1ディビジョンと対戦するときでも22秒以下で走った場合は失格となる。通常であれば対戦するまでもなく勝敗は分かりきっている場合が多いが、今日はそうではなかった。荒れ模様の第1ディビジョンと冷静に対戦したチーム・スプラッシーは第1ディビジョンから8個の金星を獲得し大きな貯金を作った。実際、第2ディビジョン内での対戦成績はCHDの勝ちヒート数6に対してチームスプラッシー4、SSDC2で対スプラッシー戦、対SSDC戦を制しながらもスプラッシーの貯金に追いつく事ができず、チーム・スプラッシーにディビジョン優勝を譲った。スプラッシーとしては2008年4回目の優勝となった。
第3ディビジョンではTUNAMIがクラブ記録を更新、クリーンランもいくつも出し、隣のレーンに行きそうになった犬を呼び戻すなど、レギュラー2戦目で着実に進歩をみせてくれた。行きと帰りのスピードが異なったり、状況によって気持ちのムラがあったりとまだ課題はあるもののこの調子で是非頑張ってもらいたい。Sputnik2は確実の走れる犬たたちを固定した効率的なラインアップが功を奏し、楽しみながら優勝を物にした。
ベテランクラスではJFPSの創世記を切り開いてくれた犬達が全盛期の走りに陰りを見せることなく見事な走りを披露してくれた。