第27回JFPSフライボールトーナメント@壬生町総合公園 結果
第27回JFPSフライボールトーナメントは2008年10月19日(日)栃木県壬生町総合公園陸上競技場スタンド前にて開催されました。青空の広がるさわやかな一日で、絶好のフライボール日和となりました。
今回はレギュラークラス13チーム・オープンクラス1チーム・ベテランクラス1チーム・ノービスクラス6チームのエントリーがあり、レギュラークラスはそのシードタイムによって3つのディビジョンに分けてレースを行いました。
第1ディビジョンは6チームによるシングルラウンドロビン(3/5)により、勝ちレース数で順位を決定しました。
第2ディビジョンと第3ディビジョンは合同でシングルラウンドロビン(4/4)を行い勝ちヒート数によって各ディビジョンの順位を決定しました。
オープンクラスとベテランクラスは合同でレースを行いオープンは5レース、ベテランは4レースをそれぞれ4ヒートずつ行いました。
参加チームと結果は以下の通りです。
クラブ名 | チーム名 | シードタイム | 勝レース/ヒート数 | ベストタイム | |||
Div.1 | 優勝 | チームYJC | チームYJC | 19"00 | 5レース | 18"32 | |
2位 | Swimmers Lab. | Swimmers Lab. | 19"00 | 4レース | 19"33 | ||
3位 | Free Way | Rockets | 19"80 | 2レース | 20"32 | ||
4位 | いけいけボンバーズ | いけいけボンバーズ | 19"50 | 2レース | 19"59 | ||
5位 | SSDC | RED VOLTAGE | 19"50 | 1レース | 19"89 | ||
6位 | STRIKE WYVERNS | STRIKE WYVERNS | 19"40 | 1レース | 19"68 | ||
Div.2 B/O 19”50 |
1位 | チームYJC | Sky-Airs | 20"50 | 21 | 20"98 | |
2位 | 群馬暴暴団 | 雷神 | 21"20 | 17 | 20"98 | ||
3位 | Free Way | Success | 22"00 | 14 | 21"63 | ||
4位 | SSDC | YELLOW VOLTAGE | 22"50 | 10 | 22"21 | ||
Div.3 22”50 |
1位 | チーム・スプラッシー | チーム・スプラッシー | 24"00 | 7 | 26"11 | |
2位 | いけいけボンバーズ | とべとべアタッカーズ | 23"50 | 5 | 23"41 | ||
3位 | クレイジーホットドッグス | CHD | 24"00 | 10 | 23"08 | ||
オープン | CHD・TUNAMI・BAルンPA・Free Way | Bow Wow Dreamers3 | 26"56 | ||||
ベテラン | FREE WAY | チーム姉御 お姉さんとお呼び! | 21"58 | ||||
ノービス | SSDC | Club BAルンPA | |||||
Crazy Hot Dogs | 群馬暴暴団 | ||||||
チーム・スプラッシー | いけいけボンバース |
<レギュラークラス>
ディビジョン1ではチームYJCが朝一番のレースで実に2年半ぶりに18.32秒の自らの日本対記録を出して会場を騒がせた。その後も全レースを制して2008年、チームとしては4度目、クラブとしては6度目のディビジョン1優勝を飾った。いつもながらハンドラーの平均年齢が60(?)歳を超えるこの軍団の犬達のここ1番の精神力は素晴らしい。飼い主さんの描くフライボールの姿を犬達は忠実に再現してくれている。今回ディビジョン1ではシードタイムを19秒台で出してきた6チームによる総当り戦を3/5(先に3勝した方がそのレースを制す)形式でおこなった。今までの4/4形式とことなり、相手に3つヒートを取られれば、結果には何も残らないので2つ取られてからのヒートは今までにないプレッシャーを強いられ、見ていて手に汗握る対戦がみられた。いけいけボンバーズ、Swimmers Lab.は対チームYJC戦で2対2まで詰め寄ったが後一歩及ばなかった。
ディジョン2ではクラブチームYJCの第2世代のSky Airsが1ヒートずつ確実に勝ちヒート数をかさね、最終レースの対暴暴団戦を前にして優勝を決めた。暴暴団は対Sky Airs戦を3対1で制したとどかなかった。
ディビジョン3ではCHDが最後の対スプラッシー戦の最終ヒートで3度目のB/O(ブレークアウト)を出し順位を失った。対スプラッシー戦では3ヒートを取り、後1ヒート取れば自力優勝が決まるところまで来ていた。CHDの3回のB/Oの後、優勝の行方は最終戦のアタッカーズ対スプラッシー戦にもつれ込んだ。アタッカーズが4ヒートとも取ればアタッカーズの優勝が決まる。1ヒートでも落とせばスプラッシーに優勝を譲ることになる。タイム的には不利だったチーム・スプラッシーは確実にヒートをこなし1ヒートを取って優勝のロゼッタを手にした。
個人タイトルとしてはシェルティーのVanillaが5000ポイント獲得し、4犬種目のFM(フライボールマスター)となった。今大会では、バニラの他にも5匹(コロン・クリス・みく・かごめ・ヨーゼフ)のFMが誕生した。YJCのクララが10000ポイントを獲得し、4匹目のFMX(フライボールマスターエクセレント)となった。
<オープン&ベテランクラス>
オープンクラスとベテランクラスは同時にレースを行った。
オープンクラスはクラブとしてはチームを組めなかった犬同士が集まって「その大会限り」のチームを組んでトーナメントに出場できるクラスである。今回はCHD ・ TUNAMI ・ Club BAルンPA ・Free Wayからメンバーが集まりチームを組んだ。いつも一緒に練習を行っているクラブのチームとの違いは交差の違いに表れてくる。また経験の浅い犬達にとっては、ボックスやボックスローダーの違いに戸惑ったり、難しい点も多かったのではないかと思う。今回タイムやポイントといった事にはあまり繋がらなかったが、デビューを飾った犬や、新しい課題を見つけた犬、それぞれよい経験になったのではないかと思う。交差などに関しては犬やハンドラーが経験をつんでいけば、初対面の犬でもレースの後半にはある程度つめていく事もできるようになるので今後もがんばってほしい。
ベテランクラスはやはりベテランの強さを見せてくれた。16ヒート全てに「ミスのない走り」を見せてくれた。7歳を超えた犬でもジャンプが低ければ、あまり無理なくゲームを楽しむ事ができるという、よい見本になったと思う。いつまでも元気な姿を見せてほしいものだ。
<ノービスクラス>
ノービスクラスに参加してくれる犬達は様々である。新しくデビューを目指す犬、怪我や病気からの復帰のためのリハビリ、同居犬のお供で会場に来た犬、などなど。それぞれに目標を定めて楽しんでくれたらよいと思う。
デビューを控えた犬達の中にはレギュラーデビューも近いだろうと思わせられる犬もいて、今後が楽しみであった。
****************************************************
53レースという多数のレースを無事に時間内に全て終える事は、参加者全員の協力がなければ、決してできなかったでしょう。早朝からの会場設営に始まり、レース中のジャッジ等の手伝い、各チームの遅延のないレースの準備、撤収にいたるまで参加者一丸となってのフライボールトーナメントでした。今回の成功は運営の私達のみならず、参加の皆さんの自信にもなったのではないかと思います。
ご協力ありがとうございました。今後ともサポートよろしくお願い致します。