第31回JFPSフライボールトーナメント@千葉ポートパーク 結果

 

第31回JFPSフライボールトーナメントは2009年1月18日 千葉ポートパークにて開催された。 早朝は雨が降る事も心配されたが、レースを開始すると時折差し込む日差しのもと1月にしては穏やかな一日となった。レギュラーチーム14チーム・オープンクラス1チーム・ノービスクラス 4チームが参加して新しい幕開けの大会を楽しく事故なくレースを行う事ができた。

レギュラークラスの第1ディビジョン・第2ディビジョン は個別に、第3ディビジョンとオープンクラスは合同でレースを行った。各ディビジョン共に5/5のシングルラウンドロビン(4レースずつ)を行い、オープンクラス以外は勝ちヒート数によって順位を決定した。

参加チームと結果は以下の通り。

  順位 クラブ名 チーム名 勝ちヒート シードタイム B/Oタイム ベストタイム
Div.1 Swimmers Lab. Swimmers Lab. 14 19"10 N/A 18"87
チームYJC チームYJC 13 19"00 N/A 18"29
いけいけボンバーズ いけいけボンバーズ 11 19"50 N/A 18"40
STRIKE WYVERNS STRIKE WYVERNS 9 19"55 N/A 19"53
Free Way Rockets 3 19"50 N/A 19"49
Div.2 チームYJC Sky-Airs 15 20"50 19"50 19"90
SSDC Yellow Voltage 15 21"00 19"50 20"80
Crazy Hot Dogs CHD 11 22"30 19"50 20"71
Free Way Success 7 22"50 19"50 21"65
チーム・スプラッシー チーム・スプラッシー 2 22"50 19"50 20"76
Div.3 TUNAMI TUNAMI 16 25"50 22"00 23"28
いけいけボンバーズ とべとべアタッカーズ 16 23"00 22"00 22"72
チーム・スプラッシー チームちゅぷらっちぃ〜 11 24"50 22"00 23"25
チーム・スプラッシー ROOKIES 7 23"50 22"00 24"48
OPEN SSDC/チームスプラッシー/CHD The-Outliers N/A N/A N/A 22"83
Novice CLUB BAルンPA チーム舞Wan Chan        
いけいけボンバーズ ぴよぴよパンパース        
 WYVERNS/スプラッシー/CHD SW@T        
SSDC/TUNAMI SSDC+TUNAMI        

第1ディビジョンはシードタイムを19秒台で提出した5チームの総当たり戦で行われた。いけいけボンバーズでは昨年デビューした若い犬達が回を追うごとに自信をつけてきた。若手を中心に組んだラインアップ(ジャスミン、てぃだ、TOP,ウル)ではいきなり、18.40とクラブ記録を大きく更新した。パワフルではあるが、まだまだ荒削りなその走りには、ゆとりさえ見える。今後の走りに更に期待したい。往年の王者YJCも負けていなかった。18.29と自己の持っている日本記録まで後100分の5秒と言うところまで迫り、今大会の最速タイムをキープした。そうした激戦のディビジョン1は最終レースのSwimmers Lab.対チームYJCを残す時点で両者勝ちヒート数11とまったくの互角でならんだ。会場にいた誰もが、ここまで勝ちを積み重ねてきたSwimmersの健闘を称えながらも、タイム的に優勢なYJCの勝利を予想していたであろう。1ヒート目2ヒート目とYJCは手堅く勝ち点をあげた。Swimmersはもう一つも負けられない状況に追い込まれた。その3ヒート目をYJCはホットをして救われた。4ヒート目、手堅く攻めてきたYJCに対してSwimmersは本日のチームベストの18.87で大きく勝負をかけて来てヒートを物にした。勝負の行方は2対2でならんび、最終レースの最終ヒートまでもちこまれた。攻めてくるSwimmersに対して追い詰められたYJCの気持ちは犬に伝染したかのようだった。ハンドラーの手を放れた犬は吸い込まれるようにジャンプの横を走って行き、ファウル。それを冷静にみていたSwimmersは落ち着いて完走し、今年初めてのフライボール・トーナメントはSwimmersの優勝で始まった。

第2ディビジョンはシードタイム20.50から22.50で出した5チームの総当り戦で行われた。第2ディビジョンではディビジョン最後のレースをSSDCの勝ちヒート数14に対してSky-Airsは勝ちヒート数11で迎えた。Sky-Airsは5ヒート中4ヒートを制し、最終的に勝ちヒート数15でYellow Voltageと並んだ。規定により勝ちヒート数が同じ場合は直接対決の勝ちヒート数で順位は決まる。結果ガチンコ対決のレースを制したSky-Airsがディビジョン優勝を物にした。SSDCは優勝こそのがしたものの、当日チームの目標として臨んだ「全てのレースでミスなく完走」を見事に達成し全員が500点をお土産に持ち帰った。

第3ディビジョンはシードタイムが23秒以上で出した4チームとオープンクラスの1チームによる総当たり戦で行われた。最終レースを終えた時点でTUNAMIととべとべアタッカーズは勝ちヒート数16で並んだ。第2ディビジョン同様、最終の順位はお互いに本日の第1レースでの直接対決で3−2とTUNAMIがとべとべアタッカーズに勝ち越していたため、そのままディビジョンの順位に反映された。TUNAMIは、昨年のデビュー当時と同じメンバーで今回初めて24秒の壁をやぶり、25点RUNが数回出るなど大健闘だった。

個人タイトルではFree WayのLadyが5匹目のFMX(10,000点)のタイトルを、同じくFree Wayのブルーが29匹目のFM(5,000点)のタイトルを獲得した。ノービスの試合では小さなヨークシャーテリアや2匹のダルメシアンが飼い主さんと楽しそうに走る姿が会場の目を引いた。

 

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