第33回JFPSフライボールトーナメント@壬生町総合公園 結果
第33回JFPSフライボールトーナメントは2009年3月15日 栃木県壬生町総合公園で開催された。 レギュラークラス14チーム・オープンクラス1チーム ・ベテランクラス1チーム・ノービスクラス6チームの合計22チームが参加して青空の下楽しく競技を行った。
レギュラークラスの第1ディビジョンは6チームによるシングルラウンドロビン(3/5)を行い、勝ちレース数で順位を決定、第2ディビジョン は5チームによるシングルラウンドロビン(5/5)、第3ディビジョンは3チームによるダブルラウンドロビン(5/5)を行い、勝ちヒート数で順位を決定した。オープンクラス とベテランクラス(各1チーム)は合同で4ヒートずつレースを行った。オープンクラスはレース数の調整のため、第1レースのみ単独でレースを行った。
参加チームと結果は以下の通り。
順位 クラブ名 チーム名 勝ちレース勝ちヒート シードタイム B/Oタイム ベストタイム Div.1 1 チームYJC チームYJC 5 19"00 N/A 18"43 2 いけいけボンバーズ いけいけボンバーズ 4 19"00 N/A 18"66 3 STRIKE WYVERNS STRIKE WYVERNS 3 19"55 N/A 19"77 4 FREE WAY Rockets 1 19"50 N/A 19"03 5 Swimmers Lab. Swimmers Lab. 1 19"10 N/A 19"15 6 SSDC RED VOLTAGE 1 19"00 N/A 19"61 Div.2 1 群馬暴暴団 群馬暴暴団 14 20"50 19"50 20"20 2 チームYJC Sky-Airs 13 20"50 19"50 20"66 3 SSDC Red Shooting Star 10 21"50 19"50 21"38 4 チーム・スプラッシー チーム・スプラッシー 7 21"00 19"50 21"03 5 CHD CHD 6 22"50 19"50 20"98 Div.3 1 チーム・スプラッシー スプラッシー・チャレンジャーズ 16 24"00 23"00 24"02 2 TUNAMI TUNAMI 13 24"00 23"00 24"71 3 SSDC Red carpet 1 24"00 23"00 26"42 Open スプラッシー・BAルンPA・TUNAMI Bow Wow Dreamers N/A N/A N/A 30"55 VET FREE WAY・いけいけボンバーズ フリーボン N/A N/A N/A 22"84 ノー ビス
群馬暴暴団 SSDC+スプラッシー STRIKE WYVERNS−B+Club BAルンPA CHD チームキャンディー(チームYJC) TUNAMI 第1ディビジョンはシードタイムを20秒未満で提出した6チームで行われ、その全てのチームのベストタイムが20秒を下回った。王者チームYJCと、昨年から育ってきた新しい犬との世代交代を遂げメキメキと実力をつけてきたいけいけボンバーズは共に18秒台の走りを何度か出しつつ最終レースまで全てのレースで勝ち点をあげた。両チーム全勝で迎えた最終レースはチームYJCといけいけボンバーズのガチンコ対決となり、優勝決定戦にふさわしく見ごたえのあるものとなった。第1ヒートは両チーム19.39でまったくの同タイム。第2ヒートはいけいけボンバーズが18.75と本日のベストタイムに迫る好タイムでYJCの20.82に大きく差をあけてゴールし、YJCにプレッシャーをかけた。1月の大会で最初に2ヒートとりながらもベストタイムで挑んできたスイマーズに押され、崩れたYJCのシーンが一瞬よぎった。ところが、続く第3ヒートでは肩に力の入ったいけいけボンバーズにホットのミスがでた。平常心で臨んだYJCは19.12で勝ちヒート1対1に戻す。いけいけボンバーズは気持ちをたてなおして臨んだ第4ヒートだったが、YJCの19.19に対して19.35と僅かに及ばず、王手をかけられた。後がなくなったいけいけボンバーズはホットクロスが続き、今回は相手の自滅を待つような形で臨んだ王者YJCに軍配があがった。レース展開の妙ではストライク・ワイバーンズの検討が光った。タイム的には決して有利なポジションにいるわけではないが、勝ち点を上げたほとんどのレースで5ヒートまでもつれ込む接戦を制し3位を獲得した。
第2でビィジョンではシードタイム24秒未満で提出してきた5チームで行われた。新旧織り交ぜた5匹のBCとミックスで臨んだ群馬暴暴団は対戦相手ごと、レースの展開ごとにメンバーチェンジを行い、全員フライボールを目指した。最終レースを残した段階でSky−Airsの勝ちヒート数は13に対して暴暴団の勝ちヒート数は9。暴暴団にとっては一つでもヒートを落とした時点で優勝の望みは絶たれてしまう。この対戦まで温存しておいたベストラインアップ(ラン、海夏、Dear,珊瑚)で望んだ暴暴団は20秒台のタイムを連発。それまでのタイムが軒並み21秒、22秒台だったので1ヒートくらいは勝てるだろうと考えていたSky-Airsの計算は大きく狂った。3ヒート続けざまに持っていかれた時点で第1ディジョンに出ていた犬を入れてメンバー交換。1ヒートでも取りに行く体制に急遽変更したが、浮き足だった雰囲気に飲まれたかのように、残り2ヒートも暴暴団にとられ、5タコの逆転優勝を許してしまった。全員フライボールを目指し、対戦相手の分析、お互いを信じ合うチームワークの勝利だった。実は暴暴団は本日最初のヒートに1度だけ、まるで最終レースでの感触を試すかのように最強ラインアップをためしていたのだ。本日一番フライボールを楽しんだチームの一つだったのではないだろうか。
第3ディビジョンはシードタイム24秒以上で提出してきた3チームで行なわれた。このディビジョンの特徴は犬種の豊富さにある。スプラッシーチャレンジャーズではBC,ラブ、ビーグル、コーギーの4犬種。TUNAMIではラブ、ゴールデン、ミニピン、の3犬種。Red CarpetはMIX、BC,ミニピン、パピヨン、ラブの5犬種からなっている。一般の人たちが見ていて楽しくなるレースが展開される。そんなディビジョン3で伝統になりつつあるスプラッシーxTUNAMI戦は、2月に続きスプラッシーが持って行き、今年の対戦成績をスプの2勝1敗とした。今回初参戦したSSDCの3チーム目Red Carpetには今までノービスでおなじみだった犬達がデビューを飾り頑張っている姿が印象的だった。
個人タイトルではSSDCのPUDDINGが5000点に達し、MIXで初めてのFMを獲得した。群馬暴暴団のアルタイルがFDCh−G(2500点)、CHDの綺羅とLがFDCh(500点)、群馬暴暴団の珊瑚がFDX(100点)、TUNAMIのチャチャがFB(20点)を獲得した。