第40回JFPSフライボールトーナメント@陽だまりドッグラン 結果
第40回JFPSフライボールトーナメントは2009年10月25日 静岡県静岡市陽だまりドッグランで開催された。 レギュラークラス11チーム・オープンクラス1チーム ・ノービスクラス2チームの合計14チームが参加して楽しく競技を行った。
レギュラークラスは第1ディビジョン(1チーム)と第2ディビジョンの(4チーム)は合同でシングルラウンドロビン( 4/4)を行い勝ちヒート数により順位を決定した。その後他のディビジョンとのヒート数の調整のためシングルエリミネーション(3/5)を行った。第3ディビジョン (3チーム)と第4ディビジョン(3チーム)はオープンクラス(1チーム)と合同でシングルラウンドロビン(4/4)を行い、勝ちヒート数でそれぞれのディビジョンでの順位を決定した。
参加チームと結果は以下の通り。
順位 クラブ名 チーム名 勝ちヒート シードタイム B/Oタイム ベストタイム Div.1 1 チームYJC チームYJC 14 19”00 N/A 19”71 Div.2 1 STRIKE WYVERNS STRIKE WYVERNS 13 20”50 19”50 19”58 2 チームYJC Sky−Airs 6 20”50 19”50 19”84 3 FREE WAY Rockets 4 20”50 19”50 20”30 4 チーム・スプラッシー スプラッシー 3 21”50 19”50 20”38 Div.3 1 FREE WAY Success 21 23”00 22”00 22”53 2 The PEANUTS FLYBALL DOGCLUB The PEANUTS FLYBALL DOGCLUB 18 23”00 22”00 22”06 3 SKY FLAP DOG Sky 11 24”00 22”00 24”09 Div.4 1 SKY FLAP DOG Flap 14 25”50 24”50 27”56 2 チーム・スプラッシー ちゅぷらっちぃ〜 14 26”00 24”50 27”04 3 Club BAルンPA 舞わん 3 26”00 24”50 31”65 Open PEANUTS/TUNAMI TUNA−P N/A 25”00 N/A N/A ノービス SKY FLAP DOG KAKERU N/A N/A N/A N/A BAルンPA/PEANUTS プチ舞 N/A N/A N/A N/A
タイトル獲得者(犬)は以下の通り。
FM 遊(チームYJC)
FDCh−G 双葉(チーム・スプラッシー)
FDCh−S アリエス( STRIKE WYVERNS)
FDCh CASVAL(SKY FLAP DOG) / ミラク(TUNAMI)
FDX カブ。(チーム・スプラッシー) / キャンディー(チームYJC)
FD チェリー(SKY FLAP DOG) / Naish(SKY FLAP DOG)
第1ディビジョンはシードタイムを19秒台で申請したチームYJCのみとなった。前半のラウンドロビンでは16ヒート中14ヒートをとって第1、第2ディビジョンをあわせた勝ちヒート数でも1位を収めたが、対STRIKE WYVERNS戦では2−2で分けている。STRIKE WYVERNSは対SKY AIRS戦で1ヒート落としたが、それ以外では全てのヒートで勝っていて、第2ディビジョンでは圧倒的な強さを示した。STRIKE WYVERNに当初登録されていたハイトドッグのサクラ(シェルティー)が事情により参加できなくなってしまったため、BCのみの編成となってしまった。前回の壬生大会でもBCのみのラインアップで臨み、高いジャンプの高さに苦戦(B/T20”45)していた様子だったが、今回は同じラインナップでベストタイムを1秒近く縮め19”58とB/Oすれすれのタイムも出てきた。
5インチルールの適用でアリエス(BC)の高さは13インチになったことも大きな要因の一つだったと思う。SKY AIRSのキャンディー(BC)も11インチで今後のチームYJCが楽しみだ。
第3ディビジョンでは対ディビジョン4でのレースも一つ一つ確実に戦って勝ちヒート数を重ねたSUCCESSが優勝した。PEANUTSは初戦での取りこぼしが響いて、最終のSUCCESSとの直接対決にディビジョン優勝への望みをつないだが1ヒートを落とした時点で壬生に続いての連勝はならなかった。
第4ディビジョンでは、会場での勝ちヒート数の集計ではちゅぷらっちぃ〜が14、Flapが12でちゅぷらっちぃ〜の優勝と発表されたが、その後の集計で明らかな数え間違いが見つかり、Flapの勝ちヒート数も14でちゅぷらっちぃ〜と並んだ。レース31のHEAD TO HEAD(直接対決)での対戦成績はS(1)対F(3)のため、本来優勝はFlapのものだった。Sky Flap Dogは今回TUNAMIと分かれて新しいクラブとして初めての参加。初戦で優勝を飾り、しかもホームグランドでの快挙となった。Sky Flap Dogの皆様には初優勝の喜びを表彰式の場で伝えることができなかったことを深くお詫び申し上げます。また、ちゅぷらっちぃ〜の方々にはリボンの返還を快くご理解を頂けましたことを心より感謝申し上げますと同時に、不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。
Club BAルンPAは今回、初めてのレギュラークラスの参戦となった。オープンクラスへの参加で数回経験をつんだ犬たちの頑張りが初参加の犬達を引っ張っていた。新しい犬も経験をつんでいくにつれて本来の力を発揮していってくれると思う。
ノービスクラスでは、次回のトーナメントではレギュラークラスへの参戦ができそうな犬達が目を引いた。練習を始めた当初は続かなかった集中力が徐々についてきて「自分がなすべき事」が分かってきた犬達の姿を見るのはうれしい事だ。飼い主さんの喜びが犬達のモチベーションになり、犬達の頑張りが飼い主さんのモチベーションになる。犬と暮らす喜びを感じる瞬間だ。
今回の大会を目前にして分裂し、事実上3匹になったTUNAMIのメンバーがオープンクラスで参加してくれたことはフライボールの普及と発展を願うJFPSにとって大変にうれしい事であった。チーム競技であるフライボールではチームのあり方、個性は大変に重要な要素である。フライボールは単に犬の実力を競うものではない。それぞれの得意不得意を生かし、補う。犬、人、チームが作り出すカラーはどれ一つ同じものはない。独立と分裂はフライボールを愛するが故の結果だ。再びフライボールに戻ってきてくれたTUNAMIとSky Flap Dogの皆様には心から感謝したい。
会場となった陽だまりドッグランでは、近隣の農家の方々が取れたての野菜や果物、暖かいうどんなどを販売し、応援してくれた。台風の接近で風が強く寒い一日だったので、とても心が温まった。こういうアットホームな大会がJFPSの目指す大会運営といえるかもしれない。
これまでは、北関東で行うトーナメントに比べて参加者が少なくなりがちだった他地方でのトーナメントにたくさんのチームが参加してくれたこともうれしかった。
フライボールトーナメントを行う事を前提にフィールドを整備してくれた陽だまりドッグランオーナー、早朝からの車の誘導をはじめトーナメント運営に協力してくれたSKY FLAP DOGの皆さん、ありがとうございました。