JFPSルール

チャプター5−審判(ジャッジ)

(a) 二つのチームが走っているときは5人のジャッジが公式に付く

(b) 2人のジャッジはそれそれのスタートラインに互いに向かい合って位置する。2人のジャッジは其々のレーンのボックスがある端にボックスローダーが良く見えるが犬を妨げず、また犬の気を散らさない位置にいる。そして、5人目のジャッジはメインジャッジでスターター及びレフリーとしての役割を果たす。

(c) ラインジャッジとボックスジャッジは其々のヒートの間動かない。犬はジャッジの周りを動き、ボールはジャッジを越えて転がるかもしれないが、ヒートは継続中とみなす。ボックスジャッジとラインジャッジの主たる任務は其々のジャッジが与えられたレーシングレーンでの反則を見るために有る。

(d) メインジャッジは二つのレーシングレーンの間にいて、且つスタート・フィニッシュラインと第一出走犬の間にいる。必要であれば、メインジャッジは接戦の勝者を判定するためにラインジャッジを補助する位置にいる。メインジャッジは勝者を決定する前にラインジャッジ、もしくはボックスジャッジと協議することがある。必要があればメインジャッジは競技中のチームの邪魔にならない範囲で位置を変更する事がある。メインジャッジはトーナメント中約1秒 間隔一定のスターティングの韻律を保つ。(電気式ジャッジングシステムが無い場合)

(e) ジャッジは犬が再送しなくてはいけないシグナルを示唆する。そのシグナルに気づき犬を再送させるのはハンドラーの責任である。もし、ヒートを中断させる必要がある時はメインジャッジは笛を使う。

(f) メインジャッジはインターフェアレンスがあった場合、レーシングレーンで違反があった場合、犬もしくは競技者に過激な行為があった場合、競技しているチームにそのヒートの勝敗を上げる場合にヒートを中断する事がある。

(g) ラインジャッジは

(@) JFPSのタイムシートを使って各ヒートにどの犬が参加したかを記録し、勝ち負けを記録する。

(A) 違反が起こった場合にシグナルを使って示す。

  • 前の犬がスタートフィニッシュラインに達する前に次の犬がラインを越えた。

  • 犬がボールをラインまで口に咥えていなかった

  • ジャンプを跳ばず回り込んだ など

(h) ボックスジャッジは犬がボックスを作動してボールを取っているかどうかを確認する。またボックスローダーの行為に違反が無いか、犬が全てのジャンプを順番に跳んでいるかどうかを確認する。違反があった場合はシグナルを使って示す。

 

チャプター6−レースの記録

(a) もし、 ウォーミングアップの終了から3分以上チームが遅れた場合は他のリングとの重複を除き、ヘッドジャッジはそのレースの没収(負け)を宣言する。他のリングとの重複が起こる場合はレースの前までにヘッドジャッジもしくはヘッドテーブルに報告する。

(b) 没収によって勝ったチームは総当り戦 の場合はポイントを確保するために勝ち抜き戦の場合には勝ち進むために最低限のヒートを完了する。もし、対戦相手が準備出来ていない場合には、相手のチーム無しでレースをする。

(c) 正当な理由を示せない没収されたチームはトーナメントディレクターによってそのトーナメントから排除される場合があり、更なる懲戒の対象となり得る。 もし、没収されたチームがこのルールに反して犬を走らせた場合はFEOとみなされる。

(d) もし、あるチームAとチームBが同じレースに出る事になり、何れかのチームが没収(棄権)しなくてはならない場合は速いとみなされる方のチームが走らなくてはならず、遅い とみなされる方のチームが没収(棄権)する。

(e) 一度あるチームがエキジビションオンリー(FEO)と宣言した場合は、そのチームはそのトーナメントにおいて通常の競技に戻る事はできない。その時点よりそのチームはJFPSのポイントを獲得する事ができないし、トーナメントのポイントを獲得する事もできない。FEOのチームは相手のチームがジャッジに意義を申し立てた時は走れない場合がある。一度エキジビションオンリーと宣言したらそのトーナメントで順位をもらう事はできないし、勝ち抜き戦では最も低いシード位置になる。FEOのチームは以下の例外を除き競技のルールに従う。

 @)走る犬の数は3匹でも4匹でも良い。

 A)フォルススタートは数えない。

 B)チームの意思によってジャンプの高さは7〜14インチの間で認められる。

 C)マルチブリードでは4種類未満でも良い。

 D)犬がフラッグをもらった場合でも走行は完了し、リランはない。

 E)ジャッジはこれらのルールもしくは他のJFPSのルールに適合していない場合は退場させる場合がある。

 

チャプター7−ウォーミングアップ

(a) 指定された時間のウォーミングアップが与えられる。

(b) トーナメント開催中は各レースの前に与えられるウォーミングアップの時間以外にはリングでの練習やトレーニングはできない。競技中にリングでトレーニング行為があった場合はそのヒートは没収される。

(c) リングが重なって、あるチームが送れる場合は両方のチームがリングに登場するまでウォーミングアップは始まらない。既に登場しているチームはジャンプをセットしたり、ボックスを置いたりする事はできる。

(d) タイムシートに名前が記載されている犬のみウォームアップする事ができる。其々の犬は競技登録番号を持っていて、競技に参加する資格がなくてはならない。 このルールに反して犬がウォーミングアップをした場合はタイムシートに記載されている全ての犬がそのトーナメントで獲得したポイントを失う。トーナメントでの順位も失う。

 

 

 

 

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